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ビューティコラム⑦

2009.10.02 (Fri)

こんにちは 影山久美子です

秋になると気候が良くなり、美味しい食材も 続々登場してきますが、インナービューティーの第一条件は、常にバランスの取れた食事です。
そこで
第7回目のテーマは、
  ~PFCバランスと過剰摂取の危険~ です。


皆さんは 毎日の食事でバランスをきちんと意識していますか?
ここでは 私たちが生きていく上で 柱となる 三大栄養素、タンパク質・脂質・炭水化物のバランスと、その過剰摂取の危険について紹介します。

三大栄養素
三大栄養素とは、タンパク質・脂質・炭水化物 の三つです。

タンパク質・・・皮膚・筋肉・血液・酵素・ホルモンなど、体を作るもの。 主に肉、魚、乳製品、大豆などに含まれ、主菜となるものです。
脂質・・・皮下脂肪・内蔵脂肪として骨格や内臓を守るもの。 主に肉、魚などの脂部分や油、ゴマなどに含まれます。
炭水化物・・・消化出来る糖質と消化出来ない食物繊維とに分けられ、糖質は最も効率の良いエネルギー源で、また唯一脳のエネルギー源となるもの。 ご飯などの主食となるものです。
しかしこれら三つは、別々な働きするものではないため、各々を 必要量ずつ 摂取することが大切です。

PFCバランス
一日に必要なカロリーは、個人の年齢、性別、体格、毎日の生活スタイルなどによって 異なりますが、大人で 約2,000Kcalです。
一方 PFCバランスとは、この一日のカロリー中の、タンパク質・脂質・炭水化物の割合を 示したものであり、タンパク質 (Protein) ・脂質 (Fat) ・炭水化物 (Carbohydrate) の其々 頭文字を取り、PFCバランスとして表わされます。理想的なPFCバランスとは、一日のカロリーの割合が【P15%・F25%・C60%】です。
炭水化物であるCが最も多いのは、ご飯などの主食が含まれるためであり、つまり一日三食、必ず主食を食べることで、この理想的なバランスは 保たれるということになります。 例えば欧米のように、タンパク質の多い食事は、あらゆる病気の引き金となり、
脂質の多い食事は、生活習慣病のリスクを高める原因となります。

タンパク質の過剰摂取の危険
植物性タンパク質には 炭水化物も含まれているため、多く摂ってもタンパク質の過剰摂取となることはありませんが、動物性タンパク質を多く摂れば、容易にタンパク質の過剰摂取となってしまいます。

アレルギー
元々私たち日本人は 農耕民族であるため、ご飯などの炭水化物を消化する力は 強く出来ていますが、肉などのタンパク質を消化する力は、欧米人程強く出来ていません。
その日本人がタンパク質を多く摂れば、当然タンパク質は 消化不良を起こし、未消化タンパク質が増えてきます。 食物アレルギーの原因であるアレルゲンは、この未消化タンパク質です。
未消化タンパク質は、腸内で増えると腸壁を通して、血液中へ侵入しようとしますが、これを防ぐために体は防御体制に入ります。 これがアレルギー反応であり、かゆみ、湿疹、くしゃみなどの症状として現れてきます。 特に子供は、腸がまだ充分に発達していないため深刻です。 これは細菌やウイルスなどの異物が、体内へ侵入したときに起こる免疫反応と同じです。
この細菌やウイルスなどの異物の正体も、タンパク質です。
例えば牛乳は、仔牛には異物ではありませんが、人間にとっては 多く摂れば、未消化タンパク質が増えて異物となってしまうのです。 牛乳の未消化タンパク質であるカゼインは、気管の粘液を増し、喘息を悪化させます。タンパク質の中でも、肉や牛乳はアレルゲンとなり易い食品です。
また脂質と炭水化物は、アレルゲンとなることはありません。

大腸ガン
タンパク質を多く摂れば、未消化タンパク質が 長時間腸に留まり、腐敗 ⇒ 腸内環境悪化 ⇒ 硫化水素・アンモニア発生 ⇒ 発ガン性物質となり、大腸ガンの原因となります。これが食の欧米化に伴い、大腸ガンが急増している理由です。

肝臓・腎臓に負担となる 痛風
タンパク質は窒素を含んでいるため、分解されるとアンモニアを発生します。そのためタンパク質を多く摂れば、毒性の強いアンモニアが発生 ⇒ 肝臓で無毒化処理 ⇒ 腎臓から尿として排出。つまり解毒してくれる肝臓と、排出してくれる腎臓へ、大きな負担を掛けてしまうのです。
またタンパク質に含まれている窒素は燃えないため、体内では尿素となって排出されます。しかしタンパク質を多く摂れば、尿素の排出がスムーズに行われず、有害な尿酸が発生し、関節に溜まれば痛風の原因ともなります。
また 脂質と炭水化物には、窒素は含まれません。

骨粗鬆症
タンパク質を多く摂り、尿酸や硫酸が発生すれば、血液は急激に酸性へ傾きます。それを中和するため、骨にあるカルシウムやマグネシウムなどが使われ、骨はカルシウム不足となり、骨粗鬆症の原因となります。

【牛乳の飲み過ぎに注意】
牛乳を飲みましょう ! と牛乳を積極的に飲む運動が勧められていますが、牛乳の飲み過ぎは、決して体に良いことではありません。 確かに牛乳には豊富なカルシウムが含まれていますが、牛乳を飲めば、カルシウムが充分に補われ、骨が丈夫になるというものではありません。
実際世界で最も多く牛乳を飲んでいるノルウエー人の骨折率は、日本人の5倍もあるのです。
牛乳のような動物性ミネラルは、植物性ミネラルに比べ 非常に吸収率が高いため、牛乳を沢山飲めば、急激に血液中のカルシウムは 高くなります。
しかし私たちの体は、常に恒常性を保とうとしているため、急激に高くなった血液中のカルシウムを、急いで排出しようとします。 その時に カルシウムと同時に、マグネシウム、亜鉛、鉄などの大切なミネラルも一緒に排出され、ミネラル不足となるのです。中でもマグネシウムは、ミネラル間のバランスを保つ役割、酵素の働きを助ける役割などを持っているため、マグネシウム不足は、動脈硬化、結石、骨粗鬆症などの全身障害を引き起こす原因となります。
~ 牛乳にきな粉を入れて きな粉牛乳として飲むと、このマグネシウム不足は緩和されます。きな粉は、良質な植物性タンパク質で、豊富なミネラルを含み、マグネシウムも多く含むバランス栄養食品です。
しかし牛乳には、母乳の3倍のタンパク質、4倍のカルシウム、6倍のリンが含まれています。それは胃袋が4つあり、1~2年で成長する仔牛にとっては必要ですが、胃袋は1つ、人生80年の人間には必要ありません。 牛乳の飲み過ぎは、私たちの体に、余計な負担をかけてしまうこととなるのです。

脂質の過剰摂取の危険

動物性脂肪の過剰摂取
動物性脂肪であるラードやヘットは、常温では固体であり、高温で完全に溶けます。
しかし私たちの体は、体温が36℃~37℃と高温ではないため、これらの動物性脂肪を完全に溶かすことは出来ません。 そのため動物性脂肪を多く摂れば、血液中の粘度が増し、血流を悪化させ、血液中のコレステロールや中性脂肪が増え、高脂血症の原因となります。 更には肥満、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす原因ともなります。
特に霜降肉などは、赤身にわざわざ脂肪を散らし、明らかな病的にした肉であるため、摂り過ぎには注意が必要です。

植物性油の過剰摂取
植物性油は、動物性脂肪に比べ酸化し易い性質を持っています。
そのため 植物性油を多く摂れば、活性酸素が増し、細胞を変性させ、ガンの原因となります。 また植物性油はコレステロールを低下させると言われていますが、これは植物性油が、血液中のコレステロールを肝臓や筋肉へ吸着させ、一見血液中のコレステロールが低下したように見せているだけなのです。
植物性油は、決してコレステローを 低下させる根本的解決をしている訳ではないため、無駄に摂る必要はありません。

炭水化物の過剰摂取の危険
私たちの体は、炭水化物を摂るとブドウ糖に分解されます。 そして血液中にブドウ糖が増えると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンはこのブドウ糖を、中性脂肪として 筋肉や肝臓に 溜め込みます。そのため炭水化物を多く摂れば、皮下脂肪や内蔵脂肪である 中性脂肪が急激に増え、肥満、脂肪肝の原因となります。 更には糖尿病などの 生活習慣病を引き起こす原因ともなります。 特に菓子やジュースなどの甘味類は、ご飯よりも早く吸収されるため、摂り過ぎには 注意が必要です。

これらの過剰摂取を防ぐには、一日のカロリーと、PFCバランスを正しく保つことがポイントです。

最近は 食の欧米化が進んでいますが、理想的なPFCバランスである、 【P15%・F25%・C60%】 には、日本食が最も近く、また私たち日本人にとっては、ご飯、魚、味噌汁、漬物などの日本食が、最も適した食事です
つまり日本食は、過剰摂取の危険率が 最も低い食事とも言えます

毎日の食事を、一日のカロリーと、PFCバランスの両方から考え、量と質の両方を意識した、一歩進んだ食事としてください

 


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17:01  |  ベジフルビューティ  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

くみーる大先生♪

今回もコラムもとても勉強になりました~☆
くみーるのコラムはインナービューティーの
深い部分の知識が得られて、いつも感謝です。

収穫の秋で食欲が増す季節だからこそ、
PFCバランスをきちんと考えてコントロールしていきたいですね♪

だけど・・・
お菓子好きはやめられませ~ん!!

し~より
し~ |  2009.10.03(土) 12:15 | URL |  【編集】

し~ちゃん♪

お返事が遅くなってゴメンナサイi-230

このコラムも折り返しを迎えましたが、いつもコラムを読んでいただいてありがとうございますv-351

し~ちゃんは柔軟な上、基礎知識がしっかりしているから、コラムをきちんと理解してもらえて嬉しいですi-179

後半戦も頑張りますi-192
くみ~る |  2009.10.06(火) 22:22 | URL |  【編集】

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