05月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07月

ビューティコラム⑩

2010.01.04 (Mon)

最近は手軽な加工精製食品が多種多様に出回り、食生活が乱れ、低体温となる人が増えてきています。

そこで 第10回目のテーマは、

~体温~ です。 

体温測定というと先ず風邪やインフルエンザなど、感染症によって起きる発熱を思い描く人も多いと思いますが、ここでは体温の正しい基本知識について紹介します。

体温
体温とは動物の身体内部の温度であり、その温度が周囲の環境に左右されず、ほぼ一定に維持出来る動物を恒温動物と言い、その温度が周囲の環境に応じて変化する動物を変温動物と言います。私たち人間などの恒温動物は、食べ物から摂取したエネルギーによって血液などの体液は温められ、血管などを通り全身に回ることにより、体温を保つことが出来ます。 

体温調整
恒温動物は一定の体温から大きく外れ、その状態が長く続けば生命の危機に立たされることもあります。例えば高温下で激しい運動をすれば、直腸温で40℃まで上昇することもあり、体温の上限44~45℃を越えれば、私たちの体を構成しているタンパク質は変成して死に至ります。
また体温の下限33℃を下回れば意識を失い、更に26℃を下回れば危険な不整脈が起きます。そのため体温が上昇した時には、汗を流して熱を下げたり、体の表面から熱を放散したり尿や便と共に排泄したり、逆に体温が下降した時には、体の中の脂肪を燃やして熱の産生を行ったり・・・
こうして体温を一定に保つことにより、私たちの生命は維持されているのです。
また熱の放散と産生は平衡して行われています。例えば外界温度が高温となった時には、熱産生の減少と熱放散の増加が同時に行われ、外界温度が低温温となった時には、熱放散の減少と熱産生の増加が同時に行われます。

体温調整メカニズム
私たちの体には皮膚にある温点や冷点やなど、体表面の暑さ寒さを感じる温感受容器と、体深部の体温を感じる温感受容器の二つの温感受容器があります。 
この温感受容器で感じた温熱が → 温熱中枢 → 大脳皮質と伝えられ、暑さ寒さとして認識されます。
また温熱中枢は視床下部の後領域にあり、温熱中枢自体は暑さ寒さを感じることはなく、ここから各々効果器と言われるところへ適切な指令が送られます。

効果器
~自律神経系~
・β
受容体では、寒くて震えが起こらないよう、脂肪やブドウ糖の分解を促進して産熱を行います。
・α受容体では、皮膚などの抹消部分の血管を収縮させて内臓などの中心部分に熱を温存します。

~運動神経系~
・産熱の最も盛んな臓器である骨格筋に作用し、『震え』を起させて産熱を増加させます。
・体を動かし、産熱を増加させます。

~ホルモン系~
・視床下部下垂体に作用し、甲状腺ホルモンやアドレナリンなどのホルモンの分泌が促進され、全身の代謝が亢進して産熱を増加させます。

理想体温
私たちが生きていく上で【理想体温は、36.6℃】です。
36.6℃は身体の細胞の代謝が最も活発となる温度です。

低体温
通常体温は起床時の頃が最も低く、午後には上昇します。
起床時の体温が36.0℃未満を低体温と言い、また午後になっても体温が上がらず、午後4時の体温が36.5℃未満の場合も低体温と言います。

低体温の危機
① 低体温では自律神経失調症、花粉症、リウマチなどになり易くなります
② 低体温では抵抗力が低下して風邪や感染症にかかり易くなり、また薬の効き方が悪くなり、副作用も生じやすくなります。
③ 低体温ではブドウ糖をスムーズにエネルギーに変えられなくなり、そのため代謝は低下し、脂肪が分解し難くなり太り易い体質となったり、皮膚のターンオーバーが遅くなり肌がくすみ易くなります。また低体温のまま加齢を続ければ、これらの症状は悪化し、重い更年期を迎えることとなります・・・つまり低体温は、私たちの美と健康の大敵という訳です。
④ がん細胞は35℃台で最も活発になるため、低体温ではがん細胞を産生し易くなります ・・・ 実際がん患者のお腹は冷たく感じると言われています。

~ 体温が1℃下がれば ~
① 体の抵抗力は37%下がります
② 体の代謝は12%下がります
③ 体の酵素活性は50%下がります

低体温の原因
現在私たち日本人は、女性で40%、男性で25%が低体温と言われています。
50年前の日本人の平均体温は36.9℃ありましたが、現在は36.0℃以下にまで下がっています。

現代人の食生活の乱れ
現代社会は多くの加工精製食品が氾濫しており、その手軽さから摂り過ぎてしまうこともありますが、加工精製食品は加工過程でビタミン・ミネラルが殆ど洗い流されているため、加工精製食品中心の食生活は極端なビタミン・ミネラル不足となってしまいます。また無理なダイエットや偏食などもビタ ミン・ミネラル不足の原因となります。しかし私たちの体はビタミン・ミネラルが不足すると、エネ ルギー生産がスムーズに行われなくなり、そのため細胞や血液が適度に温まらなくなります
特に朝食は、睡眠中に下がった体温を上げる役割があるため、朝食抜きは日中の低体温の原因となります。
② 現代人の運動不足による筋肉不足
代謝が低下し、体温が上がらなくなります。
③ 冷たい物、甘い物、夏野菜や果物の摂り過ぎ
今では冬でも夏野菜や果物が売られており、冬にこのような体を冷やす野菜や果物の摂取が続けば、低体温の原因となってしまいます。
④ 冷暖房が完備されている住環境

低体温改善のポイント
食事
食事は胃腸の働きを活発にすると同時に、消化吸収の際に熱を発生します。そのためニンニクや生姜などの体を温める食材を摂ると効果的です。特にビタミン・ミネラルを多く含む穀物や野菜などを積極的に摂ることで、エネルギー生産はスムーズに行われ、細胞や血液は温まります。中でも鉄、亜鉛、銅、セレンなどのミネラル、ビタミンB1・B2などのビタミン類は必要不可欠です。朝食抜きや無理なダイエットは厳禁です。またホルモンバランスを保つため、大豆製品などを頻繁に摂取することも大切です。
② 運動
  産熱は筋肉で行われるため、筋肉を鍛えれば著明に体温は上がります。しかしハードな筋肉トレーニングの必要はなく、軽い体操やストレッチをするだけで、筋肉は柔らかくなって大きく使われることになるため、基礎代謝が上昇するのです。特に朝、起床後のウォ-ミングアップは効果的です。
③ 体を冷やす夏野菜や飲み物は摂り過ぎないことが大切です。
④ 日頃から下半身を冷やさないことが大切です。足湯や半身浴は効果的です。

低体温は冷え性と異なり、自覚していない人が多くいます。しかし現代人に多いこの低体温は、私たちの体の万病の元となります。
体温の正しい基礎知識を理解し、食生活やライフスタイルを見直し、低体温の危機から美と健康を守ってください



 
スポンサーサイト
11:19  |  ベジフルビューティ  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

なるほど~☆

くみ~る☆

今回も興味深く読ませて頂きました。
私はずっと平熱が36.6℃なんですが、理想体温と知り、嬉しいです♪

しかし運動したり仕事でパタパタしていると、すぐに37℃になっていたりして、小動物か!と周りの先生たちに突っ込まれています。

体温の正しい基礎知識がわかり、ありがとうございました。
代謝にかかわるので、理想体温を維持したいと思いますv-238
し~ |  2010.01.06(水) 11:08 | URL |  【編集】

し~ちゃん♪

し~ちゃんの体温って36.6℃なんですかi-198
羨ましい限りですi-233

本当に正しい毎日を送られているのですねi-228

一見健康美に見えても、実際低体温という女性はかなり多いですi-182
でも女性の場合体温は基本の基本なので、理想に近付ける必要がありますi-199

動けば体温が上がるのは当たり前で・・・
例え37℃を超えても、炎症反応さえ上がっていなければ、何の問題もありませんi-234
むしろホルモンやエンザイムの活性が高まり、代謝も活性化されると思いますi-184

し~ちゃんは女性のお手本ですi-189
くみ~る |  2010.01.06(水) 23:15 | URL |  【編集】

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://sana5vegefru.blog36.fc2.com/tb.php/203-692ec3df

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |