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ビューティコラム⑪

2010.02.03 (Wed)

こんにちは 影山久美子です

最近冷え性に悩まされている女性が多くいますが、冷え性と一言に言ってもその原因は様々であるため、先ずは冷え性を正しく理解することが大切です。

そこで 第11回目のテーマは、
~冷え性改善とライフスタイル~ です。

ここでは冷え性の原因とライフスタイルとの関係について紹介します。

冷え性
冷え性とは、手や足の先などの四肢末端が冷たく、不快に感じられる状態が六ヶ月以上続く場合を言い、その不快感は著しく、一たび冷えるとなかなか温まらないという特徴があります。冷え性は男性より女性の方が多いとされていますが、これは女性の方が、熱を通し難い性質の脂肪が多いこと、血流の多い筋肉が少ないこと、また周期的なホルモンの変動が多いことなどが理由です。

体温調節機能
周囲の温度が下がり寒さを感じる → 体温を下げないため血液の循環を減少させ、皮膚の毛細管を収縮させ体表面からの放熱を抑えるなど、脳から指令が出される → 一時的に体は冷えて冷たくなる → 再び血液の循環を増加させるなど、脳から指令が出される (これは既に初めの指令と同時に出されている) → 温かくなる ・・・ この一連の作用を体温調節機能と言います。
しかし特定な疾患がある場合を除き、この体温調節機能が正常に機能出来ない状態が長引けば、冷え性となります

冷え性症状・ 体の中心には冷えを感じずに手足だけが冷え、酷い時には手足が痛くなったり疼いたり、感覚が鈍くなることもあります。温めてもなかなか温まらなくて寝付けなかったり、また一年中冷えを感じる場合もあります。

・ 首、肩、腰が冷え、首こりや肩こり、腰痛などを招きます。
・ 余分な水分が体を冷やし、体内に溜まり、顔や手足がむくみます。
・ 毛細血管の血流が悪く、老廃物が体内に溜まり、肌荒れやかさつきを生じます。
・ 体温調整機能が低下すれば消化機能も低下し、便秘や下痢を繰り返します。
・ 頻尿となります。
・ 体温調整機能が低下すれば体全体の機能も低下し、風邪をひき易くなります。
・ 自律神経が乱れ、アトピーやアレルギー疾患にかかり易くなります。

冷え性の原因
冷え性は、一連の体温調節機能のどこかに障害が生じた場合に起こります

自律神経の障害
自律神経とは私たちの意志とは関係なく、血管や内臓などの機能を支配している神経です。この自律神経には動を支配している交感神経と、静を支配している副交感神経とがあり、この両者の神経が適切なバランスを取り合いながら、循環器系、消化器系、呼吸器系など、生命維持には不可欠な機能の調整が行われています。
つまり私たちの体は、この両者の神経の適切なバランスの上に成り立っているのです。そして自律神経の障害の大半は、交感神経興奮状態が長く続くことにより、副交感神経とのバランスを崩してしまう交感神経興奮型です。
冷え性の原因である体温調節機能の障害は、この自律神経の障害によるものが殆どと言われています。
交感神経が優位にあれば手足の毛細血管は強く収縮して冷えは進み、副交感神経が劣位にあるために血液の循環を増やすことは出来ずに冷えを回復することが出来なくなります。そしてこのような自律神経の障害の原因となるものは、運動不足やストレス、女性ホルモンです。

運動不足とストレス
現代文明は大変便利な社会を作っていますが、反面私たち現代人の運動量は昔に比べて大幅に激減しています。更に現代はストレス社会でもあり、私たち現代人が受けるストレスは昔に比べてはるかに増大しています。
自律神経の最高中枢は間脳の視床下部にあり、ストレスの原因となる喜怒哀楽や本能を支配している神経も同じ視床下部にあるため、ストレスが溜まれば当然自律神経にも影響が及び、その結果体温調整機能の低下を招き、冷え性の原因となるのです。

女性ホルモン
自律神経の最高中枢がある間脳の視床下部には、女性ホルモンの分泌を支配している神経もあり、更に自律神経と女性ホルモンの間には密接な相互関係があるため、女性ホルモンのバランスが崩れれば当然自律神経にも影響が及び、その結果体の様々な機能の低下を招き、冷え性の原因ともなるのです。

血液循環の障害

血管障害手足の血管で動脈硬化や血栓が出来ている場合、血管が詰まって血液がスムーズに流れなくなり、冷え性の原因となります。これは冷えの部分が白色や紫色に変色していることが特徴で、この場合は医師の診断が必要となります。

静脈血のうっ血
手足の静脈で血液が滞って静脈血のうっ血を起こしている場合、温かい動脈血が冷たい静脈血に塞がれて流れなくなり、冷え性の原因となります。特に女性は下腹部に子宮や卵巣などの臓器があり、常に大量の血液が循環しているため、骨盤内にうっ血を起こし、腰の冷えの原因となります。腰の冷えは女性ホルモンとの絡みもあり、非常にバランスを崩し易い特徴があります。

低血圧
低血圧は最高血圧が100mmHg以下、最低血圧が60mmHg以下の場合を言います。血圧は心臓から離れるに従い、また動脈 → 毛細血管 → 静脈の順に低くなるため、心臓から遠い足先の静脈は私たちの体の中で最も低血圧となっています。
血圧は低ければ低い程に温かい動脈血が手足へ流れ難くなり、同時に冷たい静脈も心臓へ戻り難くなるため、更に静脈血のうっ血も起こり、ダブルで冷え性の原因となってしまいます。

貧血
貧血は一般的に、血液中の血色素であるヘモグロビンが少ない場合を言います。ヘモグロビンの役目は酸素を私たちの体の隅々にまで運ぶことです。
貧血状態は体が酸素不足となっているため、エネルギー源となる栄養素は不完全燃焼となり、体を効率良く温めることが出来ず、冷え性の原因となってしまいます。

皮膚感覚の障害
周囲の温度が下がり寒さを感じると、先ず皮膚がその変化を感知し、情報が脳へ送られます。しかし現代の生活空間は、エアコンなどによって人工的に室内温度の調整が行われているため、季節調整機能を行っている皮膚の神経は鈍り、また室内外では急激な温度差が生じるため、皮膚の神経は更に鈍り、情報が脳へ伝えられなくなり、冷え性の原因となってしまいます。
また足に合わない窮屈な靴を履いたり、体を締め付ける下着を常用すれば皮膚の温度感覚は鈍り、情報が脳へ伝えられなくなり、冷え性の原因となってしまいます。

冷え性改善とライフスタイル

入浴

☆ 低温長時間浴
低温長時間浴の代表が半身浴です。心臓から遠く、血液が滞り易い下半身を集中的に温めることにより、溜まっていた血液が流れて全身が温まります。例えば熱いお湯は、体の表面ばかりが温まって中までは温まりません。

☆ 温冷交代浴
熱いお湯に入った後、湯船から出て手足に冷水を掛ける・・・これを五回繰り返します。
高温と低温という相反する刺激を繰り返すことにより、血管が拡がったり縮んだりポンプのような作用をし、循環が良くなって温まります。

服装

☆ 薄着や窮屈な服装は避ける
窮屈な服装は毛細血管の血液の流れの妨げとなります。

☆ 動脈が走っている部位を冷やさない服装を選ぶ首、手首、足首などの動脈が走っている部分を冷やせば、末梢へ送られる血液も冷えてしまいます。

☆ 寝る時の靴下は吸湿性の高いものを選ぶ
例え冷え性であっても一たび眠ってしまえば、交感神経から副交感神経へ切り替わり、血管は拡張し血行が良くなって温まります。温まった足裏は体温調整のために発汗作用が高まりますが、この時に吸湿性の悪い靴下を覆っていれば、汗で湿った靴下が足裏の熱を奪ってしまい、逆に足先を冷やしてしまうこととなるのです。

食事

☆ 体を温める食材を摂る
・体を温める食材の代表が香辛料、ネギ、生姜、ニンニクです。これらの食材を積極的に摂ることは、体を温めて冷え難い体質作りに効果的です。
・土から下に生える根野菜である人参、ごぼう、南瓜・大根・白菜、かぶ、山芋などは、体を温める働きがあります。これらの根野菜を積極的に摂り、更に生野菜やサラダより温野菜や野菜スープ、あるいは味噌汁の具として摂ると効果的です。

☆ 体を冷やす食材を避ける
・冷たい食べ物や飲み物は温度が低く、単純に体を冷やしてしまうため、極力避けます。
・土から上に伸びるトマトやキュウリなど、夏野菜は体を冷やす働きがあるため、摂り過ぎには注意が必要です。
・水分の過剰摂取は水分過多となり、体を冷やすこととなるため避けます。特にアルコール類は体を冷   
 やす性質を持っているため、過度の飲酒は避けなければなりません。
・加工食品には一般的に砂糖が多く使われていますが、砂糖などの糖分は血行を妨げるため、摂り過ぎには注意が必要です。

☆ ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE・鉄分を一緒に摂る
ビタミンB群は糖質やたんぱく質を燃やしてエネルギーを作り、ビタミンCは毛細血管や末梢神経の働きを正常に保ち、ビタミンEは毛細血管を広げて血行を促進し、体内のホルモンの分泌を調整する働きがあります。また鉄分は冷え性のみならず、貧血や低血圧も防ぐため、これらの食材を一緒に摂ることは、冷え性改善に効果的です。鶏肉やレバー類は良質のタンパク質も含み、それがエネルギーに変わり、日中の活動エネルギーが充分に確保され、体温が上がって体が冷えに傾くことを防いでくれます。

冷え性改善は一つではなく、総合的なライフスタイルの改善が必要です。そのため極端にストイックに構えず、バランスを見ながら柔軟に考えることが大切です。例えば夏野菜でも香辛料を使い、加熱調理をするなどの工夫をすれば、体を冷やすことはありません。
また冷え性には様々な原因が考えられるため、改善方法は入浴・服装・食事以外にも睡眠・運動・住環境など、日常生活全般に改善のポイントはあります。あらゆる方法をバランス良く組み合わせた総合的なライフスタイルこそが、冷え性改善の最も効果的な手段です。

生まれつき冷え性体質の人などはいません !

是非、冷え性改善のためにライフスタイルを見直し、冷え知らずの温かい冬を送ってください。



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05:30  |  ベジフルビューティ  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

くみ~る大先生♪

今回のコラムもしっかりまとまっていて、読み応えの充実度に拍手しておりまーすv-254

私の周りにも冷え性のお友達がたくさんいます。
彼女達の話を聞くと、薄着だったりシャワーのみや偏食といった問題点があります。
私は、ジンジャーティーを朝晩飲んでいますよ。

くみ~るコラムから、冷えの改善にはトータルで取り組むことの大切さをあらためて学びましたv-266
し~ |  2010.02.03(水) 10:38 | URL |  【編集】

し~ちゃんi-199

し~ちゃんのように正しいライフスタイルを送っている人には、低体温も冷え性も無縁のものですi-228
冷え性改善に、いかに日々のトータルライフが大切か・・・し~ちゃんは正にそのお手本ですi-189

確かに冷え性の人に共通して言えることは、偏食やダイエット、貧血、低血圧ですi-181

これらを正すためにも、普段から意識を高く持つことが大切ですよねi-179
くみ~る |  2010.02.03(水) 21:37 | URL |  【編集】

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