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10月 おすすめ食材

2012.10.20 (Sat)

10月はポンムスフレワインの会はお休みでしたが、浜田市のジュニア野菜ソムリエ・土井眞代さんが美味しそうなレシピを作ってくれていますのでご紹介させていただきます




いちじくアイス & 柿アイス


材 料 :いちじく(蓬莱柿) 柿(西条柿)

作り方 :①いちじくは皮をむきラップで包んで冷凍する。
②西条柿は熟し柿を皮を剥かずラップで包んで冷凍する。
③食べる前にそれぞれ冷凍庫から取り出し、(柿は少し解凍してから皮をむき)
  食べやすい大きさに切る。
④  ㋐ そのまま食べる⇒自然な甘味がとてもおいしい
㋑ 梅シロップをかける⇒上品な味わいになる
㋒ 梅酒をかける⇒リッチな味わいになる
㋓ ブランデーをかける⇒大人の味になる

コメント :✩ いちじくも西条柿も島根県の特産果樹。
  旬の時期は短いので冷凍して長く味わってもらいたい
✩ いちじくは色もきれいでアイスは想像以上に美味しい( ゚v^ )
   出荷のピークは9月末だが、11月上旬頃まで収穫は続く
✩ 熟し柿ならではの甘さと、とろっと感がグッド( ゚v^ )
   今年は軟化果が多いとのことなので熟し柿も手に入れやすいはず。

効 能 :✩ いちじくは、"不老長寿の果物”といわれほど、優等生なくだものです。
  消化促進、整腸作用、活性酸素の抑制、更年期障害にも最高
✩ 柿が色づけば医者が倒れると言われている薬効たっぷりの秋の味覚。
  風邪、二日酔い、便秘、高血圧、脳卒中予防に最高




ぎんなん & 枝豆スッティック


材 料 :ぎんなん………100g
枝豆……………100g
ベーコン………4枚
スライスチーズ………4枚
春巻きの皮………4枚
トマトケチャップ………40g
ブラックペッパー………適量
水溶き片栗粉………適量

作り方 :①ぎんなんは殻からだして実を茹でておく。
  枝豆も茹でて、さやから豆をだしておく。
②ベーコンを1cm幅に切り、スライスチーズは縦に4等分する。
③1/2に切った春巻き皮にケチャップをぬり、ベーコン、チーズをのせた上に
  ぎんなんと枝豆を交互にならべ、ブラックペッパーをかける。
④くるくると巻き、巻き終わりと両端を水溶き片栗粉でとめる。  
⑤オーブントースターで3~5分焼いてできあがり。


コメント :✩ 白大豆の枝豆が多いが10月は丹波など粒の大きな黒大豆も出回る。
☆ イチョウの木は、公園、神社、学校など町のあちこちに植えてあるけど、
  ぎんなんがなるのは雌の木だけなので探してみてね

効 能 :✩ 枝豆は[畑の肉]と呼ばれている大豆を若採りしたもので、すでに大豆の
   8割の栄養はできあがっていているらしい。大豆にはない、ビタミンAやCも
       含む豆と野菜の両方の栄養的特徴を持っている。
☆ ぎんなんは、良質のたんぱく質、ビタミン類も多く含み、滋養強壮、頻尿、
    婦人病、おねしょ、咳止めの効果もあるとされる優れもの。

その他 ★  簡単ぎんなんの殻むき
   殻に軽く割れ目を入れ、茶封筒に10粒程度づつ入れてレンジでチン!
☆ フライパンで焼いたゴボウにぎんなんを加え、オリーブオイル、ゆず果汁、
   塩コショウを混ぜても食べてもおいしい。



長芋サラダ


材 料 :長芋………100g
アボガド………1/2個
ゆず…1個
オリーブオイル…適量
ブロッコリー………150g
塩、コショウ………適量

作り方 :①長芋は皮をむき、サイコロ状に切って さっと酢水につける。
②アボガドもサイコロ状に切る。
③①②を混ぜ合わせ、ゆずのしぼり汁にオリーブオイル、塩、コショウを
 混ぜたドレッシングをかけてできあがり。

コメント :☆ これから、益田のゆずがたくさん出回るので使って下さい。
☆ ゆずの花言葉…“健康美”⇒女性の肌荒れ、冷え症に効果的なので、
  たくさんとって、花言葉のようになりましょう(^_^)   

効 能 :長芋は“長寿の妙薬”として漢方にも使われている。
滋養強壮、消化促進、疲労回復に最高



里芋のピュレのせお粥


材 料 :里芋………3~4個
牛乳(または生クリーム)……40cc
塩コショウ………少々
バター………10g
コンソメ………1個
冷ご飯………1/2膳
人参、ブロッコリーの芯…適量
ミニチンゲンサイ…2個
プチトマト…3個

作り方ピュレ
①里芋は皮ごとゆでて、熱いうちに皮を剥いてすりつぶす。
②①をあついうちに鍋に入れ、塩コショウ、牛乳を加え、練る様に混ぜる。 
③弱火で熱しながらバターを加え、さらに練ればピュレの完成。
お粥
④鍋にコンソメと水を入れ、人参、ブロッコリーの芯を賽の目に切って煮る。
⑤冷ご飯を洗って、④に入れ、煮立ったら細かく刻んだチンゲンサイを入れ
  塩で味を整える。
⑥半分に切ったプチトマトに軽く小麦粉をふって、フライパンでさっと焼く。
⑦お皿に⑤のお粥、⑥の焼きトマトをのせ、③のピュレをかけてできあがり。

コメント :☆ ピュレもお粥も熱々がおいしい。
☆ 里芋はじゃがいもに比べて固いので、牛乳を多めに入れて調整してね。
☆ 焼きトマトの酸味がお粥にこんなに合うことにびっくりしますよ。
☆ ピュレが余ったら、グラタンや、ココット等に使ってね。

★ 以前友達が向井理がでてた“ハングリー”のドラマで食べてたお粥が
   すごく美味しそうだったと言っていたので、ネットで調べてみました。
   残念ながら、詳しいレシピは無かったのですが、こんなものかな?と
   作ってみたら、美味しかったので載せてみました。
   本当は、ジャガイモでしたが、今回は里芋にアレンジしてみました。
  ちなみに私はそのドラマは見たことがありませんので(^_^;)、全く
   間違っていたらごめんなさい。

効 能 :里芋は食物繊維、ミネラル、カリウムが摂れ、コレステロール低下、
免疫力アップで脳細胞も活性化する働きもある優れもの


16:35  |  メンバー限定記事  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

9月 ワインの会の提案食材

2012.09.19 (Wed)

9月、ポンムスフレ・ワインの会での食材提案は松江市のジュニア野菜ソムリエ・田畑美奈さんです。
メンバーの皆様、参考にされてください。

今月ワインの会は24日(月)です。


さつまいも
栄養価  食物繊維が豊富に含まれており、ビタミンCも多く、しかも壊れにくい形で含まれている。また、高血圧や胃がんに関係があるといわれるナトリウムの害を軽減する効果があるカリウムもたくさん含まれている。
その他、カルシウム、リン、鉄、カロテン、ビタミンB1、B2等も豊富に含まれる。


目利き・保存  皮の色つやがよく、表皮に凸凹がないもの、ひげ根のあとが小さいもの、ひげが硬くないものがよい。表皮の一部が黒く変色しているものは古く、味も苦く、有害でもある。
●寒さに弱いので、新聞紙に包んで常温保存。


調理のヒント  切ったらすぐに水につけることで、変色を防ぐことが出来る。オレンジやレモンの果汁を入れて煮ると色よい仕上がりになる。皮のまま丸ごと加熱すると栄養の流出を防ぐことができ、甘みを引き出す。



里芋
栄養価  主成分はでんぷんとたんぱく質。里芋の独特の粘りが、血圧を下げ、血中コレステロールを取り除くので、動脈硬化の予防になる。また、体内の余分なナトリウムを排泄する役割があり、高血圧に効果が期待できる。


目利き・保存  里芋はふっくらと丸みがあり、表面に傷がないものを選ぶ。持った時にずっしりと重みを感じるものがよい。逆に軽いものや柔らかくなっているものは避ける。
●泥つきのものは濡れ新聞紙などに包み、風通しに良い冷暗所に保存。


調理のヒント  芋のぬめりには栄養成分が豊富に含まれているので、調理する時はぬめりを落としすぎないようにする。
煮物、揚げ物、汁物、コロッケなど。



ぶなしめじ
栄養価  うまみ成分であるグルタミン酸とリジンが豊富で、きのこ類の中でもうまみはダントツ。また、ビタミンD、ビタミンB群、カリウム、食物繊維などを多く含んでいる。


目利き・保存  カサが開き過ぎず、ハリのあるものが新鮮。傘が密集しており、持った時に重みを感じるもの、軸が白く太く短いものを選ぶ。
●ポリ袋に入れて、冷蔵庫で保存。


調理のヒント  シメジは水で洗うと風味が落ちるので、汚れが気になる場合はペーパーなどでふき取るとよい。ブナシメジは石づき(根元部分)をカットし、手でほぐして調理する。
炒め物、和え物、揚げ物、根べ物、煮物、焼き物、炊き込みご飯、汁ものなど。



チンゲン菜
栄養価  ビタミンC、βカロチン等のビタミン群、鉄、カルシウム、リンなどのミネラル成分、食物繊維を豊富に含み、特にβカロチンはピーマンの約6倍も多く含んでいる。


目利き・保存  葉は緑色が鮮やかでピンとしているもの。葉柄は淡緑色で幅が広く厚みののあるもの。また茎の伸びていないものを選ぶ。
●湿らせた新聞紙に包むか、ラップをして野菜室に保存。


調理のヒント  油との相性がよく、炒めたり、ゆでたりすることによって色付きがよくなる上に、ビタミンの吸収がよくなることから、炒め物やスープなどの料理に用いるのがオススメ。




栄養価  ビタミンC、カリウム、食物繊維などが豊富という果物としての特徴と、ビタミンE、鉄、銅、マンガン、亜鉛などが豊富なナッツ類としての特徴、そしてでんぷんが豊富という穀物としての特徴を併せ持っている珍しい食材。
また、栗のビタミンCはでんぷんに包まれているので、加熱しても壊れにくい。


目利き・保存  皮にハリとつやがあり、濃い茶色をしているもの、形がよくふっくらとしており、持った時に重みを感じるもの、トゲがピンと立っているものを選ぶ。
●収穫後3日~4日寝かせることで、でんぷんが糖に変わり甘みが強く感じられるようになる。
ただ、常温では乾燥や虫食いの心配があるので、ポリ袋などに入れ、チルド室などに保存するとよい。


調理のヒント  水につけて柔らかくしてから皮をむくとよい。ゆでるよりも蒸すほうがほくほくとした味わいになり、甘みも強くなる。
蒸す、焼く、ゆでるなどしてそのまま食べたり、炊き込みご飯、甘露煮、和菓子、きんとんなどにする。




栄養価  成分の約90パーセントは水分。食物繊維や果糖が豊富に含まれており、疲労回復や便秘解消に効果がある。また、ソルビトール(甘味成分)は、喉の消炎に効果があるとされる。栄養価はあまり高くないが、果汁が多くみずみずしい果物なので長い残暑の水分補給や夏バテ防止におススメ。


目利き・保存  皮はざらついて張りがあり、傷のないもの、形が整ってずっしり重いもの、軸がしっかりとしているものを選ぶ。
●新聞紙でくるんだり、ポリ袋に入れて野菜室で保存。


調理のヒント  梨にはプロテアーゼというたんぱく質分解酵素が含まれているため、梨をすりおろして肉を数時間つけこんでおくと肉が柔らかくなる。肉料理の後に、デザートとして食べるとよい。



いちじく
栄養価
ビタミン類はあまり多く含まれておらず、カルシウムや鉄分などのミネラルが豊富。食物繊維の一種であるペクチンが多く含まれているため、整腸作用や便秘・下痢解消の効果が期待できる。


目利き・保存  ぽってりと丸みがあり、付け根の切り口付近まで色づいているもの、香りが高く、表面の皮にハリがありしぼんでいないもの、傷や傷みがないものを選ぶ。
●イチジクは傷みが早いので保存は考えずにすぐ食べるのがベスト。


調理のヒント  ワイン煮やコンポートは定番。クリームなどとの相性も良いのでタルトに仕上げたり、ピューレ状にしてソースやシャーベットなどにしてもよい。

  
17:48  |  メンバー限定記事  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

8月 細木みはるさん提案

2012.08.16 (Thu)

ポンムスフレ食楽ワインの会

8月の食材提案は松江市のジュニア野菜ソムリエ細木みはるさんです。
参考になさってください。

8月は28日火曜日にワインの会開催予定です






パプリカ
栄養・効能  ビタミンC、E、A、カリウムが豊富。ピーマンと比べてビタミンCは約2倍、カロテンは約7倍もあり、油を使うと吸収力が高まる。

調理法  サラダ、煮込み料理、マリネ、和え物



とうもろこし
栄養・効能  野菜の中では、高カロリーで、糖質、たんぱく質が主成分。
胚芽の部分に、ビタミンE、B1、B2、カリウム、亜鉛、鉄などがつまっているので、包丁を使わずに、手でむしる方がよい。
セルロースが多く、食物繊維が豊富なので、腸をきれいにする効果がある。
収穫後24時間たつと栄養が半減し、味が落ちるので新鮮なうちに食べる方がよい。

調理法 ゆでる、蒸す、焼く。粒をはずして、スープ、炒め物、かき揚げ、グラタンなど。



枝豆
栄養・効能  たんぱく質はもちろん、糖質、脂質、ビタミンB1、B2、カルシウムが豊富に含まれ、大豆にはないビタミンCもたっぷり含まれている。
アルコールの分解を促す働きもある。
葉酸も多く、体の成長促進、貧血の予防などに効果がある。
食物繊維がたっぷり含まれているので、腸をきれいにし、大腸ガンや高血圧、糖尿病など生活習慣病の予防などにも効果がある。

調理法 塩茹で、茹でた豆を取り出して、炒め物、かき揚げ、豆ご飯、スープなど。


 

冬瓜
栄養・効能  95%が水分で、栄養価は低く、低カロリーだが、利尿作用のあるカリウムを比較的多く含んでいるので、むくみの解消や高血圧に効果がある。
体を冷やす働きもある。 
調理法 煮物、吸い物の実やあんかけ、砂糖漬け

 ★食べ合わせ   ・夏バテ気味・・・豚肉と一緒に摂る
  ・むくみ・・・アサリ、昆布と一緒に摂る。
   ・便秘・・・油揚げ入り煮物と一緒に摂る。

 

つるむらさき  
栄養・効能  ほうれん草とはまったくの別種で、栄養価はほうれん草以上。
カロテン、ビタミンC、B2、カリウム、カルシウム、鉄などが豊富に含まれた栄養満点の免疫力を高める夏場のスーパー野菜。

調理法 さっと茹でて、カレー風味や中華風などの濃い味付けで短時間で炒める。



スイカ
栄養・効能 90%以上が水分で、水分補給とともに利尿作用によって老廃物の排出を促し、疲れを癒してくれる。体を冷やす効果もある。
 種子・・リノール酸が豊富に含まれている。フライパンでいってから皮をむいて食べる。
 皮・・・カリウムとシトルリン(アミノ酸の一種)が多く含まれており、高血圧や動脈硬化の予防効果がある。
 果肉・・抗酸化作用のあるカロテンとリコピンが含まれている。

調理法 シャーベット、ジェラート、ゼリー




ペパーミント
栄養・効能 香りの主成分はメントールで、殺菌、口臭予防、消化促進、鎮痛などに効果がある。
ペパーミントに含まれるミントポリフェノールは、花粉症などのアレルギーを抑える効果がある。
 
調理法 生葉やドライリーフのお茶、ゼリー、野菜を使った料理の風味づけに。





11:05  |  メンバー限定記事  |  Trackback(1)  |  Comment(0)

7月-大西由美子さんベジフル提案

2012.07.13 (Fri)

毎月末に開催される「食楽ワインの会」

野菜ソムリエコミュニティしまねと津和野イタリアンレストラン・ポンムスフレさんとのコラボ企画です。
旬の野菜&果物をコミュニティしまねのメンバーが交代で提案させていただいています。

提案した食材は、ワインの会でふるまわれるコース料理に使用されています。



ワインの会のベジフル提案例です。
どうぞ今後の参考になさってくださいね。


今月は24日(火曜日)が食楽ワインの会です





 ト マ ト
【栄養・効能】
・トマトの赤色はリコピン。美肌効果やガン予防になる強力な抗酸化作用があります。
・ビタミンC,Aが多く、また血圧を下げるカリウム、ルチン、脂肪の代謝を助けるビタミンB6なども含まれてます。
・19kcal/100g

【選び方・保存】
・選ぶ時はヘタがピンとして、しっかりとした重みがありツヤとハリがあるものを。
・おしりの部分から放射線状の筋がたくさんあるものは、子室の数が多く甘いトマトです。
・ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。まだ青みが残っているなら室温で2~3日おきます。

【 まめ知識 】
・トマトは南米アンデス原産のナス科の野菜です。日本には江戸時代に観賞用として入り食用になったのは明治時代以降です。
・「フルーツトマト」はトマトの品種ではなく高糖度トマトの呼び名のひとつです。一般的に糖度が8度以上のものをさします。
・夏に育つトマトは大きめで水分たっぷり、あっさり味。春のトマトは小ぶりでこっくりとした味。春は第2の旬と呼ばれています。





ナ  ス

【栄養・効能】
・ナスの紫紺色はナスニンというアントシニアン系色素。ナスニンには活性酸素を抑制する抗酸化作用がありガン予防のほか、
 動脈硬化や高血圧を予防する効果もあるといわれています。
・22kcal/100g

【選び方・保存】
・ナスはヘタとガク、肩の張りで選びます。ヘタがしっかりし、ガクの部分にあるとげが鋭く痛いほど新鮮。
・肩の張りがよくバランスよく伸びているもの、また皮の色が濃くキズや変色のないものが良いでしょう。
・ビニール袋に入れるかラップに包み冷蔵庫の野菜室で保存します。

【 まめ知識 】
・原産地はインドで日本には奈良時代に中国を経て伝わり、現在は日本各地で栽培されています。
・ナスは油との相性が抜群です。揚げる、炒める、焼くなど油と一緒に調理するとより美味しくいただけます。
・天日で干して干しナスにすると、旨味がアップします。長期保存も可能。水で戻してから煮物や汁物の具などに使いましょう。





ピ ー マ ン
【栄養・効能】
・ビタミンCの含有量はトマトの約4倍、加熱しても壊れにくいのが特徴。カロテン、ビタミンE、カリウムなども多く含まれています。
・ピーマンのにおいの成分はピラジン。血をサラサラにして血栓や血液凝固を予防する効果があるといわれています。
・22kcal/100g

【選び方・保存】
・肉厚でツヤがあり、ヘタがしっかりしているものを選びましょう。
・カットした時、胎座に種が縦方向にきれいに並んだものがよいもの。種が少ないものは甘みが少なく、えぐみが強くなります。
・ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。涼しい場所であれば常温保存も可能です。また刻んで冷凍保存もOK。

【 豆 知 識 】
・ピーマン、ししとう、パプリカ等は同じ野菜の仲間。唐辛子の中の甘唐辛子を品種改良した野菜です。
・日本で栽培が始まったのは明治時代で、一般に食べられるようになったのは戦後になってからです。
・ピーマンの細胞は縦に並んでいる。細胞を壊す「横切り」にすると青臭さが立つので苦手な方は「縦切り」での調理がおすすめ。






オ ク ラ
【栄養・効能】
・独特のぬめり成分は食物繊維のペクチンや複合たんぱく質のムチン。
・ペクチンにはコレステロールを減らし血圧を下げる効果がありムチンは胃粘膜を保護したり、たんぱく質の消化吸収を助けます。
・30kcal/100g

【選び方・保存】
・表面が濃い緑で、うぶ毛でおおわれているものが新鮮です。へたの切り口がしおれてなくて、皮にはりがあるものを。
・大きすぎないものを選びましょう(7~10㎝のものがよい)。育ちすぎると種がかたい場合があります。
・低温、乾燥に弱いのでポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

【 豆 知 識 】
・アフリカ大陸原産なので暑い時期が旬。日本に伝わったのは幕末ころだが、一般的に普及したのは近年になってから。
・オクラの花はハイビスカスによく似ています。野菜の花の中ではとてもきれいな花をつけます。




ズッキーニ
【栄養・効能】
・ズッキーニは90%が水分なので、くせがなく低カロリーな野菜です。
・カロテンが豊富で、油との相性も良いので炒め物などがおすすめ。一緒に食べることでカロテンの吸収率もアップします。
・14kcal/100g

【選び方・保存】
・皮につやとはりがあって軽い弾力があるものを。大きすぎると味も落ちるので長さ20㎝、重さは200g位のものを選びましょう。
・切った時に中がしっとりとしてて、みずみずしいものが美味しい。
・ポリ袋に入れて冷蔵庫で3~4日。古くなると水分が抜けてすかすかになってしまいます。

【 豆 知 識 】
・キュウリのように見えますが、ペポかぼちゃの仲間です。完熟した実を食べる他のかぼちゃと違い、未熟果を食べます。
・日本では1980年代から栽培が始まり、年々人気が高まっています。





も も
【栄養・効能】
・血圧を下げる効果のあるカリウムや食物繊維のペクチンが多く、カテキンも含まれ老化やガンの予防の効果も期待できます。
・ももの葉は肌のあれを抑える効果があるとして利用されています。
・40kcal/100g

【選び方・保存】
・左右対称で香りの強いものがよい。全体にうぶ毛があって、くぼみの周辺が青くないものが完熟です。
・果肉があざやかなピンクのものは甘い桃です。
・熟していないものは常温で追熟。冷やしすぎると味が落ちるので、食べる直前に冷やします。

【 豆 知 識 】
・全国の遺跡から種が発見されていることから、弥生時代には食べられていたと考えられています。
・明治以降、日本各地でさまざまな品種が生まれました。とろけるような日本の桃は世界でも高く評価されています。




バ ジ ル
【栄養・効能】
・カロテンやビタミンEのほか、カルシウム、鉄、マグネシウムなどのミネラルが豊富。
・香り成分のリナロールなどには鎮静作用、食欲増進、抗菌作用の働きがあるので風邪予防や胃腸の働きを活発にします。
・24kcal/100g

【選び方・保存】
・葉の色が濃くてみずみずしく、葉の先までハリがあるものを選びましょう。
・バジルは生のものなら新鮮なうちに食べきりましょう。水にさして1~2日。
・たくさんある時には、ザルにのせて乾燥させてドライバジルに。または葉だけを冷凍します。

【 豆 知 識 】
・原産地はインドや熱帯アジア。古代ギリシャでは「王様の薬草」と呼ばれていました。
・バジルは簡単に栽培出来るのでたっぷり使いたい人は、自宅での栽培がおすすめです。
17:56  |  メンバー限定記事  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

6月ー山崎江里子さん提案

2012.06.06 (Wed)


この企画 は 2009年4月から毎月、ポンムスフレ・赤松シェフ と 野菜ソムリエコミュニティしまね が催している 食のコラボです。

津和野イタリアンレストランポンムスフレへ毎月 旬の野菜&果物を提案し、月末ころに催される「食楽ワインの会」で美味しいコースにしてお客様へお出ししています。

そのベジフル提案例です。
どうぞ今後の参考になさってくださいね。


ポンムスフレへのベジフル提案(6月分)

                    
ジュニア野菜ソムリエ 山崎江里子
 
パセリ 
 
栄養・効能
      ・ビタミンA、B,Cの他、鉄分、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル豊富
      ・利尿、解毒、健胃、鎮静、解熱作用
      ☆ピネン・アピオールという消臭成分を含む
  その他
   ・保存はクキを水につけ、ビニールをかぶせ冷蔵
   ・冷凍して使うとき、もむようにして砕いて使う
 
チンゲン菜(露地物)
 栄養・効能
   ・ビタミンA、C、カルシウム、ナトリウム
   ・強い抗酸化作用を持つ緑黄色野菜
  その他
   ・アクが少ないので、下ゆでの必要がない
   ・油と一緒にとると吸収率アップ
   ・タンパク質と合わせるとカロテン、カルシウムの吸収アップ
 
玉ねぎ  
栄養・効能
   ・特有の香り成分、硫化アリルを含む
   ・ビタミンB1、B2、C、カルシウム、カリウム、糖質
   ・硫化アリルがビタミンB1の吸収を助け、新陳代謝を活発にし、高血圧、糖尿病、脳血栓の予防、コレステロールの代謝
   ・外皮にはケルセチン(ポリフェノールの一種)が含まれる、抗酸化・抗炎症作用
  その他
   ・硫化アリルを生かすためには生食がいい
   ・春玉ねぎは水分が多くいたみやすいため、アメ色に炒めて冷凍保存
   ・水にさらしすぎると栄養成分が逃げるため五分ほどでいい
 
さんしょう(実)
栄養・効能
   ・サンショウオール(辛み成分)
   ・カルシウム、リンなどミネラル豊富
   ・食欲増進、基礎代謝上昇
   ・抗菌、殺菌効果、健胃、利尿作用
その他
 ・たっぷりの水でやわらかくゆで、水を加えながらあくぬきをしてから使う(冷凍保存できる)
みょうが
栄養・効能
   ・カリウム、ビタミンC
   ・アルファピネン(香り成分)
   ・独特の香りで頭をシャキッとさせる
   ・食欲増進、発汗作用、解毒作用
   ・呼吸を整え、血行促進
その他
 ・香りを生かし、薬味的に使う
 
ソラマメ
栄養・効能
   ・タンパク質、糖質、ビタミンB1,B2、C、
   ・カリウム、銅などのミネラルも多く、鉄分はほうれん草より多い
   ・抗酸化、利尿作用
   ・腸内細菌の善玉菌を増やしコレステロール、発がん性物質を除去
その他
 ・さやの色が濃く、ハリとツヤがありふっくらしたもの
 ・皮をむくと鮮度がおちやすいのですぐにゆでる
 
エダマメ
栄養・効能
   ・たんぱく質、ビタミンA、B1、B2、C(大豆にはない)、カルシウム、葉酸
   ・成長促進、貧血予防
   ・メチオニン(アルコールから肝臓、腎臓を守る)
   ・食物繊維が、大腸がん、高血圧、糖尿病予防
その他
 ・さやの両端を切り、塩でもみそのまま熱湯へ入れゆでる。ざるにあけそのまま冷ます(保存は冷凍
  
サヤエンドウ
栄養・効能
   ・分類は緑黄色野菜
   ・カロテン、ビタミンC、食物繊維、カリウム、カルシウム
   ・美肌、便秘予防
その他
 ・保存は、ビニール袋に入れ冷蔵
 ・ゆでるときは筋をとり除いてから
 
メロン
栄養・効能
   ・カリウム、果糖、ショ糖、ブドウ糖→すばやくエネルギーに
   ・赤肉系にはカロテンも
   ・利尿効果、高血圧予防
その他
 ・未熟果は漬け物に
 ・熟すまで常温に置き、おしりがやわらかくなりいい香りがしてきたら冷やして食べる
  
あんず
栄養・効能
   ・カロテンが多い、カリウム
   ・抗酸化作用、老化防止、疲労回復、高血圧予防
   ・セキやタンをおさえる
 
その他
 ・酸味が強いので、主にジャム、干しあんずなどに加工
 ・全体がだいだい色で傷やいたみのないものを選ぶ
 
17:45  |  メンバー限定記事  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
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